懐かしい思い出

社会人1年目のときに会社の人と付き合っていた。

顔は整っており、笑顔がさわやかで仕事熱心。

惚れない理由がない。

半年ほど片思いしていたが、勇気を出して告白。

するとまさかのOK。

しかし付き合ってみると、意外な趣味があることが発覚。

それはプラモデルだった。

休みの日は家に引きこもりプラモデルづくり。

デートというか、一人放置されているので楽しくない。

プラモデルを作っているときに話しかけると怒られる。

もちろんプラモデルの趣味が悪いというわけではない。

ただデートの時くらいプラモデルのことは忘れてほしい。

ご飯を食べているときもプラモデルの話をすることが多かった。

おかげで私もプラモデルが少し詳しくなった。

ただ私も我慢の限界が来たので別れることにした。

その時に言われた言葉。

「君もプラモデル楽しんでいたんじゃないの?」
いえいえ、全然楽しんでない。

あの時のことを急に思い出したので書いてみた。

ちなみに別の人と結婚して息子が生まれたが、プラモデル好きに育った。

プラモデルと言えばやっぱりこれ。

プラモデルの田宮模型